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【けいおん!】 劇場版、映画感想。

本日けいおんの映画見に行ってきました、本来ならば先週見に行って、先週に感想を更新したかったのですが・・
学生はテストには勝てないのが辛いところですね;

それでは感想を書いていきますので続きからどうぞ。
映画の感想なので、まだ見てないという方はネタバレなのでご注意ください。

一つだけ簡単に一言で言うとすれば、素晴らしい話。
これに尽きますね、また見に行こうって純粋に思えました。

では、映画の軽い感想を。

映画の番宣CMなどで 「解散の危機!?」 という文字を見たので、
ある程度は何かシリアスとかあるのかなーと思って映画を見に行ったわけです。
そして映画が始まると案の定、いきなりケンカを始める軽音部。
こりゃちょっと重い話かなぁ・・と思ってたわけなんですが、そのケンカ自体が芝居だとは全く思わなかったw

CMで解散の危機とか言ってたけど、悪く言ってしまえば完全に詐欺でしたねw(オイ

とまあ、こういう風にクスリと笑える展開から始まり、実にけいおんらしかったですね。
映画を見に行ってる観客も結構笑っているところが多数でした。
一番笑いがすごかったのが、唯のヨーロッパと書かれた謎の顔と、ムギのむくれ顔とか、CMで流れてたところでしょうかね。

個人的に一番ツボだったのは、
冒頭で唯が「トランプ・・・後でやろう」と真剣そうな顔で言っていたところや、
ロンドンはイギリス、イギリスはヨーロッパにあることを知らない唯に対して梓の「唯先輩の行く大学が可哀そう」w

こういうギャグがあるのもけいおんらしいですよね。



さて、話は進んで、舞台はロンドンへとも行っていたのですが、特にロンドンだから~みたいなものはありませんね。
本編でも水槽の中にいくつかのティーカップを入れて、個々のティーカップにトンちゃんが触れた場所が行き先って感じでしたし。
でもロンドンに行くことが決まった時の澪はとても嬉しそうでしたね。
BD特典の番外編でも一番最初にロンドンと言ってましたし。

物語の舞台がロンドンへ移ると、彼女達に振ってくるのは言語の壁。
もちろん作中でも英語そのままで話されていたのですが、字幕無しだとは驚いた・・
完全に全ての外国人のセリフが作中で何を言っていたのか言及されていたわけではないので、寿司屋のところとかは特に、どういう流れだったか分からない人も多かったんじゃないのでしょうか。
しかしあえて字幕無しだからこそ、
視聴者も言語の壁というのを体感できたという点では良かったんじゃないのでしょうか。


ただ・・外国で(特に女性は)、Yesばかり言ってると危ないから気をつけろよ・・唯。

でまあ寿司屋のところの案の定、寿司を食べようとしたのにもかかわらず、ギターを持っていたせいなのか、
バンド、「ラブ・クライシス」と間違われてしまうのでした。
インド人の男性が目に入ったから、「カレーのちライス」を演奏しようと思うのが実に唯らしいですねw

しかし、これが功を制したのか、翌々日に日本人女子高生として紹介されて野外ライブができることに。
その野外ライブはとても素晴らしいの一言です。音楽に国境なんて無いんですね。
調子に乗った唯があやふやな英語で「ごはんはおかず」の英語歌詞で歌うというw
さわちゃんの歌詞と合わせて言っていた、「どないやねん」はツボでしたww


・・というかあまり突っ込むべきなのかどうかは分かりませんが、よくぞ個人旅行でロンドンに行くお金があったなあ・・
この5人の両親たちも昔はこういう風に友達と行ったことがあるからこそ尚更許したんでしょうか。
何にしても、いい両親たちだなあ。



ロンドンから戻った後に、最後の登校日の朝の日に軽音部でゲリラライブをやるところがあったんですが、
セットの感じからするし、2期OPを歌うと思ったのは俺だけでしょうか・・

たまたま、あの場面では違った曲が流れているだけで、本当は演奏していたのかもしれませんけどね。
OP曲ED曲はどれも作中では引いていないという設定になっているからなのでしょうか。
演奏技術的に無理ということでしょうかね。

さわちゃんも昔にこういうのをやっていたんだね、世代は異なってもやることは変わらない・・ね。
モブキャラ勢も結構活躍していましたよね、この教室シーンでは特に。



しかし、こういう風に笑える部分があるのももちろん「けいおん!」の醍醐味なんですが、
そういうところもあれば、感動話があるのもまた「けいおん!」ですよね。

もちろんロンドンへ行くという話の内容だったので、それもある程度描写はされてましたけど、

本編は唯×梓という描写がとても多かったです。

まさにけいおんの2期の集大成ということでしょうか。唯が主人公、梓が準主人公という立場でしたね。
この2人のやり取りを見てるととても微笑ましい。
唯にとっては梓は可愛い後輩。梓にとって唯はところどころ抜けた部分はあるけど、とてもいい先輩という構図がよくわかりました。

今回、ロンドンが舞台ということが全面に出ていましたけど、本編の見どころは唯×梓ですね、間違いなく。
メインがこの2人の心情描写、その一貫としての卒業旅行という感じでしたから。

とにかく、あの名曲「天使にふれたよ!」の誕生秘話っていうのが見れて良かったです。
梓=天使 というのは誰もが分かり切っていたことだと思いますけど、

「じゃあなんで、梓=天使なの?」

というところがよくわからなかったんですよね。
唯は自分が軽音部に入ったきっかけは、澪・律・紬による「翼をください」を聞いたのがきっかけだったんですよね。
そこから、音楽性があやふやに自分達に翼をくれたのは梓だったということ。
そしてその翼をくれたのは梓、その梓は天使・・だと。

この一連の流れはとても良かったです。この"天使"という言葉までに考えに考え抜いた唯はとても梓想いで良かったです。
その裏で、曲を梓にために作っていることを見て見ぬフリをしていた憂もちゃんと唯のことを分かっているようで良かったなあ。
隠し事をしていないか、相談に乗られても決して口を開かないあたりさすが憂というか。
普通に純粋に相談に乗ってあげられる純ちゃんも良かった。ってか卓球うまいな・・

最後に「天使にふれたよ!」が演奏されていたのですが、もしかしてあれって新規録音でだったのかな・・?
編集なのかよくわからないけど、TVで聴いたこの曲と、劇場で聴いたこの曲はどこか違う感じがしました。
ああいう裏話を聞いたからなのかな。



総評ですが、けいおんは最高だ!

ということです。
いくつかのライブシーンがあったんですけど、どれもクオリティが高かったです。
OP曲もけいおんのほんわかとしたイメージという感じがありましたし、ED曲も澪がとってもクールでした。

最後はやっぱり「ふわふわ時間」で〆っていうのがまたいいですよね。

けいおんの曲で何が一番好き?
と聞かれたら私は「天使にふれたよ!」なんですが、

けいおんの曲で何がけいおんらしい曲だと思う?
と聞かれたら私は「ふわふわ時間」なんだと思います。
1期最終話のイメージがとても焼き付いていて・・2期の第26話の実質最終話でもこの曲がinstで流れてましたからね。

・・余談ですが、エンドロールの制作協力(だったっけ)の欄に「DeNA」の文字があってワロタ。


とにかく、けいおんをよく知ってる人にはもちろん、けいおんをあまり知らない人にでも十分にオススメできる程の内容だったと思います。
先輩後輩の関係が特に濃く描かれてましたからね。ロンドンばかりの話の内容じゃないというのが逆に良かったと思います。

また、先ほど述べたように、軽音部の5人がメインということはメインでしたが、
3年生組の同じクラスのモブ勢、憂に純ちゃん、オカルト研、さわちゃんと上司、唯の両親。他モロモロ。
これほどの人物によくぞスポットライトを少しながらも当てたなあと思います。
純ちゃんの卓球やってるシーンと、忍者の恰好してるところ可愛かったよー!

よくぞ110分にこれほどのものを詰め込んだなあと思いました。
監督の山田監督、最高でした。本当にありがとうございます。
他にも脚本や音響や声優等スタッフの皆さんの仕事がまさに完璧でした。これぞけいおんの集大成でしたね。

この場を借りて言わさせていただきます。
この映画の制作に関わった皆さん方、お疲れ様でした。
これほど素晴らしい作品を見させていただきありがとうございました!!!


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あ、
そ、そうですか(棒
[ 2011/12/10 23:02 ] [ 編集 ]
OP、EDは劇中では演奏できないですよ
HTTの持ち歌ではないし、劇中での彼女らの演奏技術では再現できない
ようなテクニカルなところも多いらしいので尚更無理ですね

あと教室ライヴは卒業式ではなくて最後の登校日の朝早くです
[ 2011/12/11 02:05 ] [ 編集 ]
>そ、そうですか(棒

こっちが返答に困りますがな……

>OP、EDは劇中では演奏できないですよ
>HTTの持ち歌ではないし、劇中での彼女らの演奏技術では再現できない
>ようなテクニカルなところも多いらしいので尚更無理ですね

>あと教室ライヴは卒業式ではなくて最後の登校日の朝早くです

ご指摘ありがとうございます。本文の方を少し程修正させていただきました。
思えばけいおんのゲームでも、OPEDは難易度高かったですもんね・・それを考えてもやっぱり難しいんでしょう・・
それを弾いてのける中の人は改めてすごいなと。
[ 2011/12/14 22:46 ] [ 編集 ]
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